2016年から始まったスリランカでの活動報告です。
『おしんinternational』
ー女子高生のおしんちゃんが設立した日本語日本文化学校ー
*現在、建物を『Cafe』と『ゲストハウス』と『日本語』と『日本文化』と『シンハラ語』と『Sri Lanka文化』を楽しみたい、勉強したい、という世界中の皆さまへの「場所」としてリフォーム中です!
「パスポートだけもって」海外に行ける、いられる、という仕組みを、なんとかSri Lankaから作っていきたいと思います。
リフォーム中の写真が、毎日現地から送られています♬お楽しみに^^(写真は、すぐ下にアップしています!)
『Surado Campus』
ー介護士×日本語トレーニング会社ー
この2つの組織へのサポートを通して、これからも活動を続けていきたいと思います。
こちらが建設中(2020年4月現在)の様子です♬
写真の女性が「おしん先生」です^^。 そして、料理を作ってくれているのが、おしん先生のお母さんです。まかない担当でサポートしてくれています♥
今回の予定は、「前半:おしんinternationalオープニングParty in ポロンナルワ」「後半:介護士育成会社での視察や交流 in コロンボ」がメインです。
ですが、いっつも、いっつも、「予定は未定」で進んでいくスリランカの人達の国民性にすっかり慣れた私は、「この予定が結局どうなっていくんだろう〜」と、その変化を楽しみにもしています。
今回は、初スリランカの名古屋の参加者Cさんとご一緒。
スリランカを好きになってくれるのか、それとも〜なのか、その辺も楽しもう〜っ^^; と、心に思いつつ、15日の早朝4:30にコロンボに到着です!(↑写真は、コロンボの空港で出迎えて下さるスリランカのブッダ様と、ポロンナルワまでの道中から見た景色です。コロンボ空港→ポロンナルワまで車で7時間なのです^^; 日本→スリランカまでのフライトとほぼ同じです^^;)
車で4時間くらいの地点で、朝ご飯を食べるために道端のレストランへ。
ここでCさん、
「運転の荒さにびっくりでした〜><」と、スリランカの着いての初コメントをいただきました^^;
私はもう慣れてしまったのですが、結構カーチェイスです^^;
スリランカの一般的な料理をいただき、だいたい最後には「ヨーグルト」をいただくことが多いです。
スリランカ料理は辛いので、最後にヨーグルトでさっぱりと、ということ、のようです^^
スリランカ料理は、野菜と果物が豊富で、油っぽい食べ物とか、お肉は、日本ほど食べません。
なので、スリランカに来て2〜3日すると、だいたい健康状態がかなりUpします^^
ちなみに、上の「白い麺」は、日本のお素麺とほぼ似ています。
そして、白い粉粉したもの?は、ココナッツの実の白い部分を細かく裂いていて、ちょっと辛い味付けがされています。
スリランカ人は、みんな「手」で食べるのですが、私は未だにそれができません。
Cさんからも
「やっぱり手で食べた方がいいですかね・・・?」
と質問を受け、
「いえ、無理に全ての文化を受け入れる必要はないので、自分が無理なく受け入れられることだけでいいですよ。」とお伝えし、私達はスプーンやフォークを使っていただきました。
あ、そして、このレストランで入った「トイレ」に、Cさん、2回目のカルチャーショックを味わうことになりました^^;
今回の前半は(も)、バンダラさん(私のスリランカのパートナーさんです)のお宅にどっぷりとお世話になります。
着いたら子ども達が待っていてくれて、自然と歌や日本語のスピーチの発表会が生まれて、1人ずつ順番に一芸?!を披露することになりました^^;
バンダラさんの長女のおしんちゃんは、中島みゆきさんの「糸」や、「飲めと言われて〜」の歌い出しの演歌など(タイトルど忘れしてしまった〜><)を歌ってくれました。
お父さん(=バンダラさん)曰く、
「おしんは、この歌の意味をまだ知らないからね〜^^」と、いたずらっぽく笑っていました^^;
でしょうね〜、「酒」とか「男と女」とか「その気になった〜」とか、18歳の島の女の子が熟知しているはずもなく・・・ですよね^^;
Cさんも、女子高生リーダーちゃんも、とっさの無茶ぶりにも即座に対応してくれて、子ども達から笑顔と温かい拍手をもらっていました〜。ぱちぱちぱち〜^^
そしてバイオリンを習っている子が、その腕前を披露してくれたり、逆に、子ども達からシンハラ語を教えてもらったりと、ご参加のCさんや、女子高生リーダーちゃんは、自分の自己紹介を教えてもらっていました。
子ども達が流暢に自己紹介を日本語で披露してくれたことに感化されて、
「私も知りたい〜!」と、これまた自然の流れでお勉強タイム^^
時間に縛られない生活って、こうやって、「自然に生まれる」ことを、「自然の流れに任せて」1日を過ごすことが出来ます。
こうやって日々を過ごすと、だんだん自分の気持ちにゆとりが生まれてくるのを感じます。
こうやって、何も予定のなかった3時間が、とてもステキな自己紹介交流タイムとなって、笑顔溢れる時間となりました。
宴が少し落ち着いた頃、ワサンティカさん(バンダラさんの奥様)が、食べ物を買ってきてくれました。
このチャーハンのような食べ物は、毎回とってもとっても美味しい〜><と思うもので、今回もとっても美味しくいただきました。
お野菜は、大きなきゅうりのような食べ物です。
輪切りにして、塩やスパイスなどで、軽めに味付けされています。このお野菜もとっても美味しいです。
また、小さな木の実のような食べ物は、今までの人生で一度も食べたことがないような味+食感で、私達の感想は
「すもも?アボガド?・・・、なんか、そんなのが混ざっている感じだよね〜。すっごく美味しい!ってわけではないけど、ずっと止まらずに食べていられるよね〜。」
です^^;
体に良さそうです。
そして、バンダラさんの末っ子ちゃんの「まゆみちゃん」。
食べているところを、
「写真を撮ってもいい?」って、ジェスチャーで伝えると、途端に大口を開けて、「映え(バエ)る^^;」ように、大げさに食べてくれました^^;
すっごくすっごくすっごく×1000可愛いのです><
食後は、同じ敷地内にある「学校」へ移動です。
この白い建物が「学校」なのです。
3年前、バンダラさんに
「私の村に来て、日本語学校を作って下さい。」
とお願いされて、全然面識もなかった私が、バンダラさんの思いと、「この人の力になりたい」という私の思いの、2つの思いだけで四苦八苦しながら作ってきた「学校」は、まだ8割の完成状態です。
理由は、この学校建設がきっかけになって出てきたたくさんの問題と資金不足です。
ですが、今、まだ未完成のこの建物でも、おしん先生の日本語レッスンは既に始まっていて、そして、こうやって子ども達が踊ったり、マニキュアを塗ってオシャレを楽しんだりと、ステキな勉強の場、交流の場として機能しています。
私の隠し撮りもしてくれるくらいお茶目な子達です^^;
1番年下の「まゆみちゃん」は、今6歳です。
私が入口に来ると、姿勢を正し、
「こんにちは。私の名前はまゆみです。スリランカ人です。6歳です。どうぞ宜しくお願い致します。」と、頭をきちんと下げながら挨拶をしてくれました。
20数年前に日本に来て、そこで日本人の人を敬う思いと心の温かさに感動して、それから、村で1人で子ども達に日本語や文化の大切さを無償で伝えてきたバンダラさんの思いが、確実に種になって芽が出始めています。
スリランカで初めての「18歳の女の子が立ち上げた学校」。
決して裕福ではない彼らの、でも、強く純粋な思いを持った彼らに必要とされる人生でよかったと、今回のスリランカ滞在の初日に気づけたことは、本当に大きな大きな私の幸せです。
日本で、スリランカ人のよくない話を多く耳にするようになった昨今、だからこそ、この、小さな村に住む、素朴で純粋な彼らの思いを形にするお手伝いを大切にしたいと思います。
っと、この全ての出来事と思いが、初日の日記で〜す!
*ちなみに、私達が来る前日まで、こうやって子ども達が学校のペンキを塗り直したり、私達を歓迎してくれる環境を整えていてくれた、と聞きました。
愛情たっぷりの「おしんinternational」の教室です♬
2日目の9月16日です。
この日のためにポロンナルワに来ました^^
「おしんinternational」のオープニングPartyです。
ですが、午前中はいつものようにまったりと過ごします・・・^^
スリランカの朝は、ほぼ毎朝「キリ」というミルクティとビスケットから始まります。
それぞれ家庭の味があって、バンダラ家のキリは、結構ミルクのコクがあり、とっても美味しいです。
そして、見えますか?ピンクのカーテンの向こうに、女の子が、朝のお庭掃除をしています。
バンダラ家にお泊まりしている女の子が、毎朝お庭掃除をしています。
その風景が、パソコン作業をしていた私の視線の先に偶然見えて、ステキな一枚が撮れました。
それから、こちらも毎朝ワサンティカさんが作って運んで来てくれる朝ご飯セット。
お豆のカレーはとっても美味しいです。
そして、それを食べながら横を見ると、6歳のまゆみちゃんと女子高生リーダーちゃんがフラフープで朝の運動^^;
16日の朝は、こんな風景で始まりました。
昼過ぎからいよいよPartyの準備です。
まず、物の説明から^^
『日本人形』
→これは、滋賀県にお住まいの、JICリーダーのOさんよりご提供の品です^^
三重県のご実家から数ヶ月前送っていただき、今度スリランカに行くときは持って行こう!と、ずっと保管していました。
ガラスのケースとお人形は、大切に機内手荷物で持って来ました。
傷一つ無くお持ちできたので、本当にほっとしました。おしんinternational設立のステキなプレゼントになりました^^
『水色の帯』
→これは、以前から「主に日本文化の品々で、既に使わなくて、これからも使う予定のない物を集めて、それを大切に使って下さる方にお届けしたい、そういう活動を通して日本文化を縁の下から守りたい、という「Bank」のような活動が出来たら・・・」
と、ずっと思っていました。
最終的には、日本文化のものに限らず、「物の提供で、世界中の人達の生活が安定するためのサポートになれたら」という、物資の提供による世界平和への貢献を目指しています。
その構想を、ずっと滋賀県のOさんとも情報共有していました。
そして先日、なんとご実家で眠っていたお着物約30枚、帯10枚くらい、浴衣等々をご提供いただき、まだお届け先を思案中の中、「あ、スリランカに持って行って、テーブルクロス+お土産にしよう!」と思い、持って来ていました。
そして、こうやって、「和物コーナー」を作って、可愛く日本人形などと飾ってみましたが・・・、いかがですか?!可愛いでしょ^^
『葉書絵』
→見えますか?「和小物コーナー」の場所に、「季節の葉書絵」があります。
これは、福岡で、絵手紙教室もしていらっしゃる「益田さん」という方からのご提供なのです。
「世界の人達に、日本の季節を知って、日本文化をお届けできたら」という思いで、いつも快くご提供いただいております。最後に、この絵手紙を子ども達にプレゼントし、
「日本には、春、夏、秋、冬、という四季があります。その四季毎に、文化があり、素晴らしさがあります。みなさんもいつか日本の四季を体験しに来て下さいね」というコメントを添えました^^
『お花』
→花瓶に造花?!があります。これは、以前、アメリカでの「七夕イベント」の際に購入していた笹が余っていたので、「何かに使えるかも?!」と思い、持って来ていました。
そして、花瓶に飾ったのですが、何か物足りないな・・・と思っていたら、一緒にご参加のCさんが、紙で作るお花セットを持って来て下さっていました。
それを見つけて「あ、それをお花にして、この笹に飾ったらどうですか?」と、私は提案をするだけで、後はCさんが、子ども達に作り方を教えたりして、思い思いの配色で、こんなにステキな花束を作ってくれました。
このアイデアいかがですか?!すっごくすてきですよね!
お部屋のコーナーを、とっても鮮やかに彩ってくれました♬
『壁飾り』
→壁に吊している「あじさい」や「傘」や「くす玉のような飾り物」は、福岡のデイケアのおじいちゃん、おばあちゃん達が作ってくれた物です。
「いつもは、デイケアで作ったのもは、暫くすると破棄しているのです。」
という話を以前聞いていたので、それはそれはもったいない!と思い、引き取って保管をしていました。
で、今回持って来て、このように飾りました^^
この写真は、そのデイケアの皆さまにお送りして、「海を渡りましたよ〜^^」と、ワクワクのお裾分けが出来たら、と思います^^
『折り鶴』
→水色の帯の上に置いているシックな折り鶴は、参加者のCさんがお勤めの施設の入居者の皆さまが、Cさんがお願いしたわけでもないのに、皆さまがCさんのスリランカ渡航に向けて自主的に作って下さった、というステキなストーリーの鶴達です。
最後に、バンダラさんよりこのストーリーを説明してもらい、そして、スリランカの平和を願って、子ども達に1つ1つプレゼントをしました。この写真も、帰国後、Cさんが入居者の皆さまにお見せするそうです。きっと喜んで下さいますよね^^
『センターテーブルの博多織り』
→これは、私がずっとお世話になっている福岡にある会社にお勤めのFさんのご主人の会社で以前購入させていただいた博多織りの帯、です。
教室に、大きなテーブルがあるのを知っていたので、これまた、このなが〜お博多織りを持っていって飾ったらかっこいいのでは?!と思い、センターに飾ってみました^^
きっと、ポロンナルワに初めて来た「博多織り」だと思います。早くFさんにお伝えしたいな、と思っています。
と、飾っているもの、1つ1つに意味があります。
見た目のかわいさ、だけではなく、この意味を感じながら飾ったり写真を撮っていると、しみじみと、これらの作品がスリランカに来るまでに関わって下さった皆さまのご協力と思いを感じ、全てきちんとお届けできたことに、なんともいえない達成感を感じます。
うん、やっぱり、「はぁとBank」、本格始動したいな、と思いました。
オープニングPartyの風景です。
ケーキ、かわいいでしょ!
そして、ケーキは、一番最初のカットを、メインの人が食べさせると言うことで、おしんちゃんに食べさせてもらいました。
このショッキングなピンクから想像したのとは違い、バナナ味でした^^;
どこか懐かしく、とってもおいしかったです^^
あとはいつものように歌ったり、踊ったり、楽しいひとときを過ごしました。
なかなか撮らないバンダラさんとの2ショットです。
2枚、載せちゃいました^^;
「どうしてスリランカでの活動を始めたのですか?」
と聞かれることがよくあります。
以下、全て事実です・・・。
3年前、突然会社のHPにメッセージがきました。
「私はスリランカのポロンナルワという村に住むバンダラと申します。私は23年前、日本に溶接の仕事に行き、その時に、日本人の人を敬う気持ち、そして、人への思いやりを体験し、スリランカに戻って、無償で村の人達に日本語を教えてきました。日本の素晴らしさを伝えてきました(中略)突然ですが、私の村に日本語学校を作ってくれませんか?」という内容です。
全くバンダラさんとは面識がありません。
どうして私・・・?とビックリしました。
ただ、そのメールはとっても心がこもっていて、私はほぼ、そのメールの内容を信じていました。
そして、「まずはSkypeをしましょう」と、Skypeでお会いしました。
そのSkypeで、私は完全にバンダラさんを信用しました。
そしてそれからすぐ、バンダラさんは日本に会いに来てくれました。
そこでもっと詳しく話を聞くと、私を見つけてくれた経緯が分かりました・・・。
以前、村の人達と、日本語学校に入ろうと、いろいろ探し、見つけた日本のとある日本語学校に入学金を数名分納めたら、その直後から連絡が取れなくなり、村の人達のお金を、全てバンダラさんが返金したそうです。
それから数年後、以前の溶接の仕事をしていたときの上司の娘さんと繋がっていて、その方に
「こんな事情が過去ありました。今度は、お金が高くても良いので、日本で一番の学校に入りたいから探してくれませんか?」と、相談を持ちかけたそうです。
その方は、全く日本語関係の方ではないので、もともとそんな情報は分からないのですが、その数日後、たまたま「糸島」という、福岡にあるエリアに遊びに行き、友達と海を散歩していたところ、向こうからイタリア人が来て、少し立ち話になったそうです。ちなみに、全く面識のなかったイタリア人だったそうです。
その時に、その娘さんが、バンダラさんの話を思いだし、
「いい日本語学校知りませんか?」と、尋ねたそうです。
そうしたら、そのイタリア人が
「はぁとinternationalという学校がいいと思うよ」と言ってくれたらしいのです。(日本語学校ではないのですが・・・^^;)
ちなみに、私はそのイタリア人と会ったことがありません。
ただ後で、その娘さんから名前等を聞いたら、「あ!」と思い当たることがあり、友達の友達で、facebookで繋がっていただけなのですが、結構はぁとの活動に興味を持ってくれているようなコメントを残してくれていた人だったのです。
でも、一度もお会いしたことがなく、その時だけのやりとり、の繋がりです。
っと、こういうストーリーが私の知らないところで繰り広げられていて、バンダラさんは、はぁとinternationalが素晴らしい、と思い込んで連絡を下さった、ということです。
バンダラさんはもちろん、その娘さん、イタリア人とも、全て私が全く面識がない人達が、奇跡的に繋がって、そして今私はスリランカにいるのです。
っと、こういういきさつが懐かしく、バンダラさんとの笑顔をUpしてみました^^
長くなってすみません!これが16日の出来事です。
駆け足で17日を早くUpしま〜す^^;
こちらが、バンダラさんの奥様の「ワサンティカさん」。
おおらかで、お料理がとっても上手で、笑顔で、本当に大きな大きな心をもった女性です。
毎日三食、私達に美味しくて、バランスのいい食事を作ってくれます。
このお庭のお花も、朝からとても綺麗でした。
ここは、ワサンティカさんが運営されている幼稚園です。
クレヨンでお絵かきしたり、壁に作品が飾られていたり、日本の子ども達と同じですね^^
ただ、違っているのが、時々「靴」を履いていない子どもがいます。
「バッグ」を持っていない子どもがいます。貧困のためです。
この幼稚園では、これから「日本語・日本文化」を取り入れることになりました。
おしんinternationalのおしん先生と、もう1人の18歳の女の子が先生です。
はぁとinternationalは、この2人の先生のサポートを通して、また、不足物資や教育プログラムなどを、縁の下からお手伝いさせていただくことになりました。
子どもの人数は、約100名です。
バッグ、靴、文房具、日本語学習セット等、足りない物だらけです。
これからどのように、この幼稚園、そして、おしんinternationalの活動をお手伝いさせていただく仕組みを作れば良いのか考えてみたいと思います。
ここは、おしんちゃんが先日まで通っていた学校です。
生徒数、約1,600名の学校です。
とっても大きな学校で、この方は、今期から新しく就任された校長先生です。
おしんinternationalが、今期からこの学校で日本語を教えることになり、そのご挨拶で私も行って来ました。
バンダラさんが、はぁとinternationalのこの3年間の活動を校長先生に説明して下さり、日本語や日本文化の教育や触れあいを通して、スリランカの皆さんの未来へ貢献したい思いをお伝えしたら、
「日本が戦後、どうやってこのように発展を遂げてきたのか学びたい。また、子ども達の教育が、まだまだ足りないスリランカに、日本人の考え方や教育をこれから教えて欲しい。先日、校舎の大部分を改築して、一つ余っている建物があります。その建物をあげるので、そこを自由に使って活動を開始して欲しい。」
と言われ、
「え?!建物、あげる?!」
と、一瞬、「なに?なに?」と思いましたが、すっごくつよい空気を感じたので、
「バンダラさん、「もらいます!」って、すぐ訳して〜!」
とお願いして、「建物上げます」の5秒後には「もらいます!」のお返事をして、この学校の一部をいただきました。
日本では考えられない流れですが、「チャンス!」だったのだと思います。
これからバンダラさんに、きれいにペンキを塗ったりリフォームしてもらって、私は、4つある教室の使用方法やプログラムを考えたりして、一緒に「スリランカの未来」の一役を大切に担わせていただこうということになりました。
日本語、日本文化、介護士トレーニング、イベント、交流会、などなど・・・。
また、皆さまのアイデアをお借りすることがあるかもしれません。
その時は、どうぞ宜しくお願い致します!
学校訪問の後は、いつもスリランカに来る度に仲よくしてもらっていたご家族のところに遊びに行きました。
切ってくれているフルーツは「ジャック」というフルーツです。独特な味がして、とっても美味しいです!
そのあと、弟くんのダスン君に運転してもらい、象を見に行きました。
が、残念ながら、象には会えませんでした。ですが、クジャクや牛や、この大草原を見ることが出来、みんなで感動しながら素晴らしい夕暮れを過ごしました。
最後は、おしんinternationalで勉強している生徒さんのお宅にお呼ばれして夕食をいただきました。
だいたいどの家庭も典型的なスリランカ料理を出して下さるのですが、ここでは初めて、食後の「フルーツ+アイスクリーム」を出していただき、と〜っても、と〜っても美味しくて、笑顔笑顔の夕食でした。
こうやって、この日もまた、長く、暑い一日が終わりました。
こちらは、バンダラさんのお宅のお庭です。
こうやって生活をしています。
毎日だいたいお天気がいいので、洗濯して(手洗いの家庭も多いです)、あと、シャワー、見えますか?!
この大きな黒いタンクの中に水が入っています。
そこからパイプが繋がっていて、よ〜く見ると、パイプの手元部分に、青い「蛇口」が見えていますが、そこをひねって水を出します。
そうすると、頭上から水が出てくる、という仕組みです。
「え、部屋じゃないの?!」
と思われるかも知れませんが、ポロンナルワでは、どの家庭もこのスタイルのシャワーが多く、外に設置されています。
男性は、下半身だけに大きな布をスカートのようにまとい、そのままシャワーをします。
女性は、上半身から布をまとい、シャワーをします。
シャワーをしている時に、通行人と目が合ったりします^^;
気にならなくもないですが、大自然の中で浴びるシャワーは、とっても気持ちが良いです!
以前は私もここでシャワーをしていましたが、最近は、バンダラさんが私達用にと、トタンで周りを覆って、屋根無しの「シャワールーム」を作ってくれたので、そちらを利用しています。
この日は朝からレストランに行き、珍しくパンを食べました。
食べたほとんどは、やっぱりカレーの味でした。辛い、ちょっと辛い、すっごく辛いなどありますが、パンの8 割は、やっぱりカレーです。
そしてその後、おしんinternationalの生徒さんのお宅にランチに行きました。
そこで気がついたのは、6歳のまゆみちゃんが手に持っている「スプーン」
突如、
「今日から私はスプーンでご飯を食べる!」
と、パパに宣言したそうです^^; この日のランチでは、写真のように、上手にスプーンを使ってご飯を食べていました。
理由は
「スプーンを使って食べると、先生達みたいに早く大きくなれるから!」
だそうです^^;
どこまでも可愛いまゆみちゃんです^^
あ、また、このお宅のお庭にあった、私が一緒に写真を撮っている木の実は、「カカオ」です。
生まれて初めてカカオの実に遭遇しました。
この緑が、黄色になって、その時が収穫のタイミングだそうです。
そのあと、大きなお寺にいって、ロータス(蓮の花)をブッダ様にお供えし、お祈りして、次の場所に移動しました。
最後に・・・、
なんともいえない出会いと衝撃がありました。
スリランカの先住民「ヴェッダ人」との出会いです。
一部観光地化されている部分があり、そこに行ったのですが、夕方遅かったので、ほとんどの施設は閉まっていました。
ですが、この大きな樹木を眺めたり、少しうろうろしていると、写真には写っていないのですが、ヴェッダ人の首長の息子さん(49歳の男性)に出会いました。
そこで、立ち話をし、そのまま一緒に写真の部屋?!に行って、いろいろとお話を伺っていると、白髪、白ひげの、本物の首長と話をすることができました。
彼は、スリランカ中にいる60万人の「ヴェッダ人」の首長です。素晴らしい出会いでした。
そこで耳にした
・先住民の暮らしの不安定さ
・スリランカ政府に何度訴えても何もしてくれないこと
・テレビで流れる自分達の情報は、政府が歪曲していて、嘘だらけのこと
・仕事も、子ども達の教育も足りないこと
・世界37カ国の先住民のネットワークがあり(他の種族との)、年に1度、8月にアメリカで先住民の会議があること
などなど。
そして、自分達は、何をどおしていいのか分からない、とうこと・・・。
この話を聞きながら、私の中に沸いてくるエネルギーを止めることが出来ず、
「バンダラさん、この人に言って下さい!私は何かしたい、例えば、彼らの現状を他に知ってもらうために発信すること、教育が足りないのなら、心の教育は日本語や日本文化を使ってまず始められる、ということ。これなら私にできるから、これってどう思いますか?って聞いて!」
と、だんだん暗くなって、帰宅の道を気にしないといけなくなっている時間に焦りながら、ばたばたと話を進めてもらいました。
そして、バンダラさんが、それらを訳してくれて、そしたら
「今まで、政府も、他の外国人も、誰も何もしてくれなかった。きっと世界であなただけでしょう、自分達のことをなんとかしたい、と申し出てくれるのは。本当に嬉しいです。」
と、私の思いを受け入れてくれたのです。
そこからは、私の弾丸トークです!
「ok、じゃ、まず、この現状を知ってもらうために、バンダラさん、今度ここに来て写真撮影と、もっと問題点の詳細を聞き出してて下さい。それを私に私に送ってくれたら、どうやったらいいか、とか、教育プログラムなどの案を出します。まずはそこからね!って、これも訳して下さい!」
と、バンダラさんの了解も取らずに^^; ぐんぐん話を進めました。
帰宅後、
「あ、バンダラさん、さっき、急に巻き込んでごめんね^^; でも・・・、いいよね?!」
と確認したら、
「もちろんです、私の心は、先生の心と同じです。私も頑張りたいです。」
と言ってくれました。
っということで、これから、スリランカの先住民の方々への「日本語と日本文化の普及」を通して、彼らの人生が、より幸せになる活動に携わらせていただくことになりました。
首長も
「私も日本語を勉強したい。」
と言ってくれました^^
この方達への活動がうまくいけば、他の国々の先住民の皆さんへも、プラスになる活動を提供できる可能性が大きくあります。
心の底から、私の魂と現実がリンクした瞬間を感じました。
幸せすぎて涙が出そうでした。
また、ご報告させて頂きますので、これからも皆さまのお力をお貸し下さい。
宜しくお願い致します!
ポロンナルワから移動する最後の日は、皆さんに日本の食べ物を体験してもらいました^^
「カレーライス」「日本のお米」「カルピス」「ホットケーキ」です。
どれも大大大好評でした!
カレーは、辛口を持って行っていたのですが、更に辛い食べ物を混ぜて食べたりしている人もいました。
最後は、日本から持って来たお土産の品々を見せただけで、写真の通り、子ども達がキャーキャー言いながら集まって、大騒ぎとなりました^^;
次回は、来年1月に来る予定で、その時は、「子ども食堂」のような「はぁとCafe」を開催したいですね、という話がまとまりました。
来年も、もっといろんなものを持って来て、子ども達のお腹を、美味しい物でいっぱいにしてあげたいな、と思います。
皆さんとの食事が終わって、10pm出発でカーニバルへ行きました^^;
最後の夜だし、そして、このカーニバルは年に2回しかないそうで、遅かったし、疲れていたけど、バンダラさんに無理言って、連れて行ってもらいました。
こんな風に、袋に金魚たちが入っていて、売られていました。
金魚すくいはありませんでした。
このお祭りは、仏教のお祭りで(スリランカは、だいたいなんでも仏教と絡んでいます)、綺麗な電飾の飾りも仏教のデザインです。
そしてなんと言っても、「観覧車」です。
この観覧車、「手動」なんです^^;
観覧車の車輪?!の部分に、男性が2〜3名よじ登って、(イメージ、ハムスターのような感じです^^;)車輪を回して速度を調節したりして、楽しませてくれます。
が、本当に怖いです!
この怖さは、速いとか、高い、とかじゃなく、「命の危険」の怖さです^^;
私達が「乗りたい!」と言った時は、既に多くの人が帰ったあとだったのですが、
「15人集めたら乗せてあげるよ〜。」
と言われ、それからせっせと乗客を集めに奔走しました^^;
(なんで全員埋めなきゃいけないの?と思ったけど、後で考えたら、「手動」のため、バランスが大切だったようです^^;)
結局、私達が全員分のお金を払って、皆さんに「乗っていただく」という形で人数が揃い、みんなでキャーキャー言いながら、夜中の0時に大声出して、観覧車を楽しみました^^;
(全員分で2,000rupee=1,200円くらいです)
そんな最高の?!最終日を過ごして、1:30頃、興奮冷めやらぬままの最終日を終えました。
最終日の朝の風景です。
バンダラさんのお母さんです。
こうやって、大きな包丁で朝から自分の料理を作るのがキリアンマ(シンハラ語で「おばあちゃん」の意味)の日課です、
切り方は、日本の逆で、包丁を固定して、食材を上から包丁に押し当てます。
トマト、タマネギ、葉っぱと、カラフルなサラダですよね。
で、どこの家庭にも、お庭には、ココナッツのからが山積みされています。
食べ物、薬、なんにでもココナッツが登場するスリランカの自然の命綱的食材です^^
移動の2時間前も、こうやってみんなでギリギリまで日本文化で遊んでいました。
これは「くるみぼたん」です。100円ショップにキットがあって、見えている布は、本物の着物の生地を切った物です。
子ども達、「ラッサナイ!ラッサナイ!」=(かわいい!かわいい!)と、大大大好評でした^^
今回同行のCさんの職場(介護施設)で、利用者さん達が普段使っていらっしゃる「福笑い」を持って来て下さっていました。
これが、これが、皆さん大興奮!で、キャーキャー言いながら大盛り上がりでした!
このキットは施設にお戻ししなければいけないので持って帰ったのですが、バンダラさんの奥さんに、作り方をざっと教えて(というか、見たら分かりますので〜)、
「ok、やってみる!」的なジェスチャーをしていらっしゃいました。
こんな文化伝導も、いいですね!
朝の子ども達との大笑いが終わって、午後は「ポロンナルワ」→「コロンボ」に移動の日です。
コロンボで「介護士トレーニング」の会社を経営していらっしゃるSurado Campusのブッディカさん、という社長をお訪ねします。
で、なんでぞう?!と思われるかも知れませんが、バンダラさんが車で送ってくれていた道中、歩道を象が歩いていたのです><
普通に、私達と同じ進行方向にのんびりのんびり歩いていたのです・・・^^;
あ、ちなみに、スリランカでは、象のことを「アリ」と言います^^;
よりにもよって、あんな小さな虫と同じ名前だなんて・・・、ですよね。
今日から帰国までは、ちょっとビジネスモード、になります!
ここ、Surado Campusとは、2年くらいのおつきあいです。
(毎度ですが、ブッディカさんから偶然メールをもらい、「ん?なんか、この人は信用できるかも?!」と思い、そこから年に何度か訪問して、関係を深めてきた方です。
この「Surado Campus」という会社は、特に大学関係でも何でもありません。(名前から誤解されるかもしれませんが。。。)
「介護士をトレーニングし、世界中に派遣している」会社です。
現在は、マレーシア、カナダ、シンガポール、ドバイ、その他様々な国に派遣されているのですが、皆さんが一番!と言っていいほど憬れている「日本」への窓口は、まだ開いていません。
そこで、2年前から、「日本語を教えること」と「日本語教師のトレーニング」と「日本への介護士派遣」を手伝って欲しいと、依頼を受けていました。
日本語関係はなんとかできるのですが、「介護士派遣」は私の得意分野ではなく、ずっとどなたか信頼出来る方がいらっしゃらないだろうか・・・と探していました。
信頼云々というか、「あ、この人合う!」と感じる人、と言った方が正確かも知れません。
この日は、日本語の試験(JLPTのような試験で、NATという試験があります。)のレベル5とレベル4の合格者へのお祝い式でした。そこへみんな浴衣を着て参加させていただきました。
試験合格者に対して、こんなにステキなセレモニーをされてるんですよ。
最後は、サプライズで、私にもステキな盾を作って下さってました。感激です!
その後は恒例の?!カレーを食べに行きました^^;
「これはそんなに辛くないよ!」
と言われて、本当に辛くなかったことは一度もありません^^;
ですが、だいたい日本人の皆さん日を追う毎に、辛さに慣れていきます^^
なんともいえない、浴衣+カレーの不思議な構図です^^;
Surado Campusは、「マータラ」という、Sri Lankaの一番南の町にも支社があります。
スリランカ内に、3つの拠点を持っており、そこそこで介護士トレーニング、日本語レッスンを実施されています。
この日は「マータラ」での介護士説明会、でした。
そして、この日のために、同行のCさんが、名古屋でお勤めの施設の皆様方の写真とDVDを作成してきて下さっていました。
それを会場で流したのですが、代表のブッディカさんも日本のリアルな現状を見るのは初めてだったようで、見た後、
「ビューティフル・・・」
とつぶやいていました。
皆さんの介護風景、演奏風景、笑顔などなど、確かに「きれい!」なのです。
映像を通してですが、スリランカと日本を「介護」でお繋ぎできた最初の一歩でした。
Cさんへ、心より感謝を申し上げます。
この日のセミナー会場は、ホテルで実施されました。
セミナー後、ホテルのレストランでスタッフ皆さんとランチをしました。
このホテルはとってもとっても綺麗で、食事も御覧の通りで、きれいなバナナの葉っぱに包まれた美味しいカレーと、食後はフルーツとバニラアイスのす〜っごく美味しいパフェ、でした!
スリランカで、こうやって「身内」に入れてもらえる感慨深さは感涙ものです。
いろんな、いろんなことがありながら、だんだんと皆さんが自然と「身内」として接してくれることが多くなって、久しぶりの方も、私の名前を覚えていてくれて
「ちほみさん^^」と、すぐに名前を口にしてくれることが多くなりました。
お金では買えないこの関係を、私は本当に幸せに感じています。
どこの国も、台所事情は一番面白いですね!
ブッディカさんは、ご結婚されてて奥様がいらっしゃるのですが、家のことは全て「おばさん=アンティ」がしてくれます。
奥様も一緒にSurado Campusでお仕事をされているので、お二人ともとてもお忙しいのです。
このような小さな土鍋?!で、何種類かのカレーやお総菜を作ってくれます。
もちろんココナッツもあります^^
ちなみに、「油や肉は体に悪いので、できるだけ使わない」とのことです。
これらの料理にも、ほとんど両方使われていません。
日本語も英語も通じないアンティに、身振り手振りで聞いてみました^^;
この日は朝からSurado Campusの日本語の先生方とのミーティングでした。
とっても、とっても流暢な日本語で、びっくり、でした!
皆さん日本に留学経験があります。
そこで、今のSurado Campusの日本語事情を伺い、私にできることをさせていただこうということでミーティングを行いました。
「日本では、初級学習時間は、約300時間と言われているが、ここでは150時間でN4合格までを目指していること」
など、本当にこの先生方のご尽力が伺えるお話がたっくさん聞けました。
このミーティングでは、「授業の中身」というよりも、「全体として効果的で、成果が上がるカリキュラム」に関してお話させていただきました。
先生方は、たいへん納得して下さり、今後、更に多くの試験合格者を生み出すことに集中できると喜んでいらっしゃいました。
早速facebookのmessengerでグループを作り、離れていても常にサポートができるようにチームを作りました。
私が求めていた理想のサポートの形が生まれ、本当に嬉しく、これからが更に楽しみです!
日本語の先生方とのミーティングと並行して、Cさんには、隣の部屋で「日本文化workshop」を実施していただいていました。
内容のすり合わせをあまりしてなかった中で実施して下さったのですが、私がミーティングが終わって部屋に入ってみると、施設でやっていらっしゃる
「もしもしかめよ〜」+「ジェスチャー付き」を教えて、皆さんと楽しんでいらっしゃいました。
さすがです!!!
そして、私が途中入ってからは、浴衣の着付けタイム、です。
綺麗な女の子達の写真を取り忘れて、唯一残っていたのは、こちらの男の子バージョンです^^;
もちろん、これはイレギュラーな対応ですが、男性物の浴衣を持って行ってなかったのですが、3名の男の子達が
「着てみたい〜^^」
と申し出てくれて、このような感じになりました。
本人達も自撮りを楽しんだりと、満足そうでした^^;
その後、2階にある、介護士トレーニングのレッスン風景と、実習研修風景を見学させていただきました。
左の「講義」の方は、「認知症」のレッスン中でした。
先生曰く
「認知症は、主に先進国で多いです。」
とのことでした。
私は初めて聞いた情報ですが、いろいろと想像するとそうなのかもしれない・・・と思えました。
右の写真は、明日が大切な実習テストがあるため、最後の総復習の時間でした。
その時に一人の生徒さんから出た質問が印象的でした。
「日本では、きちんとできなかったら怒られる?もし、怒られたらどうしたらいい・・・?」
というような質問でした。
いろんな答えがあるかもしれませんが、私は
「怒られることは避けられない時もあると思いますが、日本では、日本語が正しいかどうか以上に大切なことがあって、それは「マナー」と「挨拶」です。だから、もし自分が失敗した時は「ごめんなさい/すみません、間違えました」、忘れたら「すみません、忘れました」、もう一度教えて欲しかったら「すみませんが、もう一度教えてもらえませんか?」、そして、何かをしてもらったときは「ありがとうございました」と、特に「ありがとう」と「ごめんなさい」は、はっきりと口に出して伝えること。その姿勢は相手に通じて、日本語の出来とは関係なく、あなたの人間性を認めてもらえる、という関係作りに繋がります。」
と、お返事しました。
あとは「明日のテスト、頑張って!!!」と笑顔でお別れしました。
(ここでは、介護士コースの修了には、「講義:3週間」→「病院などでの現地実習80時間」→「試験」→「海外トレーニング」と、しっかりと実践練習付きで研修を行っています。)
そして、一仕事終えた後は、またまた恒例のスリランカカレー屋さんで食事です。
不思議ですが、こんなに毎日食べても、全く飽きないのです^^
同行のCさんは、辛い物があまり得意ではないのですが、でも、なんとか頑張って食べよう、としている姿に、ブッディカさんも嬉しそうでした。
土器のようなものに入っているヨーグルト+シロップは、「ミキリ」という食べ物で、メープルシロップに似ていて、すっごく美味しいですよ!
帰国の日です。
福岡からですと、行きも帰りも、大韓航空が時間的に便利です。
夜出発のため、最後の日も結構活動ができます。
写真は撮れなかったのですが、この日はスリランカの国会議事堂にお招きいただき、社員食堂?!にて、Surado Campusを応援して下さっている大臣(お名前は忘れました)との昼食会でした。
議事堂内を案内して下さったり、寄贈品(掛け時計)を頂いたりと、貴重な経験をさせていただきました。
また、最終日になって「やっと」スーパーで買い物をすることができました。
「予定が未定」のスリランカで、「スーパーで買い物をする」ことも、「すぐに叶うようで叶わない」ことです。
どうしても他の活動メインになってしまうため、時間に余裕がないと寄れないこと、もしくは、彼らが忘れてしまう^^;などの理由で、最終日にやっとスーパーで買い物をすることができました。
同行のCさんも、短時間でたっくさんのお土産を買っていました。
台所とかスーパーとか、食品や食材から見るその国の文化って、単純に面白いですよね!!!
2019年9月24日 16:30@空港
写真の男性は「ワサンタ」さんで、毎日運転手として私達をサポートして下さっていた方です。
今回も、数え切れないくらいの多くの皆さまが「活動」だけではなく、私達の「安全」を守って下さいました。
活動中、私達は一度も自分達だけで外を歩いたり、タクシーに乗ったり、バスに乗ったりしたことはありません。
いつもだれかが守ってくれている状態でこの10日間を過ごすことが出来ました。
今回のスリランカは、同行のCさんとの関係作りも含めて、言葉通り「体当たり」の日々でした。
スリランカが初めてのCさんは、できるだけ彼らの文化を受け入れようと、様々なことをずっと前向きな気持ちと言動で日々を過ごし、彼らと時間を共にして下さいました。
「異文化を受け入れる」ということが、その言葉の何倍も難しく苦しい、と分かっている私は、Cさんの気持ちを察するに余りある思いでずっと見つめていました。
最後は、お互いを理解して欲しいと思う思いがぶつかり合うことが増えましたが、最後、福岡空港に着いた瞬間、Cさんの表情には「疲れと達成感」が滲み出ていて、そして、翌日には、「新しいスタート」を決意され、これからは「JICリーダー」として、自分らしい形を作るスタートを切ることになりました。
スリランカで育んだ私達の絆?!が生まれたことに、何とも言えない「出会いの感動」を感じています。
今回は、これから展開が楽しみな活動ももちろんたくさんありますが、何よりも、Cさんとの会話の数々、思いのぶつけ合いの数々によって、また、人と深く関わることの感動と幸せが、自分の心に生まれたことが何よりの喜びだと感じています。
こんな関係を、スリランカだけではなく、世界中の皆さまと築きながら世界平和を作り上げて行く日々を楽しみにしたいと思います。
これから、「はぁと」×「Cさん」とのコラボで、スリランカと日本を「介護士」で繋ぐ活動を、具体的に実施していきます。
今後、この活動に繋がってくださる方がいらっしゃいましたら、どうぞ、宜しくお願い致します!
ほっんと、疲れたけど、楽しかった〜!!! 入江ちほみ
『おしんinternational』
は、スリランカのポロンナルワという村に住む、「おしんちゃん」という18歳の女の子が立ち上げた「日本語と日本文化の学校」です。
スリランカの子ども達の未来のために、立ち上げ前から、お父さんのバンダラさんと一緒に、子ども達に無料で日本語を教えてきました。
これから、「日本語と日本文化」を教えることを通して、スリランカが、もっともっと平和に、幸せになることを願っています。
どうか皆さま、これからおしんちゃんの学校を応援していただければとても嬉しいです。
宜しくお願い致します!
道を歩いていると、横に猿やクジャクがいる、そんな環境の村です。
バンダラさんが生まれ育った村です。なかなかカルチャーショックが大きい村でしたが、自然溢れる、平和を感じるとても素敵な村だと、感じています。
介護士のトレーニングを軸として展開されている「Surado Campus」のブッディカさんご夫妻。
これから、なんとか「スリランカ」→「日本での就労」の扉が「介護から」開くように、お手伝いさせていただきたいと思っています。
年に2回、奥出雲の「農事組合法人石原里田」の和久利代表にお世話になり、スリランカ人の方数名を農業の繁忙期にお手伝いとして受け入れていただいています。
その間、生活体験、文化体験など、観光旅行ではできないさまざまな体験をさせいてただいております。
次回は2018年5月後半〜6月半ばの来日です!
日本で体験した日本の生活習慣、考え方の違いなどを体験して、スリランカと日本を繋ぐ架け橋として頑張って欲しいです!
こちらは、島根観光協会様のお力添えで実施させていただいたスリランカのプレゼンテーションです。
(途中、思わずバンダラさんと涙しながらお伝え致しました。)
スリランカ支店で日本語を勉強している子ども達です。
まだエアコンがありません。そんな時は、こうやって外に出て授業をします♬