スリランカの素晴らしい景色、緑、人と共に、出張記録を通して、スリランカの風をお届けしています♬
1日目
は、朝から、Surado Campusの代表ご夫婦と一緒に、それぞれの民族衣装でスタートしました。
Surado Campus本社のあるコロンボで数時間過ごしました。
日本や外国に出て、介護士を目指す皆さんのトレーニングも目の当たりにし、ベッドにきれいにシーツを敷く練習など、努力の1ページを見せていただき、とても嬉しい気持でした。
写真のマンゴーは、ちょっと固めのものに、お塩、少しの砂糖、チリで合えたものです。以前、このパイナップルバージョンを食べたことがあるのですが、甘辛酸っぱく、とても美味しかったのを覚えています。
あとは、途中で寄ったスーパーで、「Woodapple」という不思議な果物を見つけたり、長細いお米を見つけたり、やっぱりどこに行ってもスーパーはワクワクする!と感じた時間でした。
朝から夜までカレーを食べていますが、こう暑いと、やはり食べたくなるのです。
私は全く問題なく毎日カレーを食べています♬
2日目は、
Surado Campusのクルナーガラ支店へ。
「日本に行きたい皆さんのためのセミナー」をするためです。30名くらいの方が集まっていました。
セミナーの後、個別相談を行ったのですが、「え!」と思うような(簡単に言えばブローカーに騙された、というような)話もいくつか聞き、びっくりでした。
「試験の証明書の再発行に30,000円かかると言われた」
「授業料を支払ったのに、いつまでも入学できず、返金を求めてもまだ返してもらえない」
などなど。
私にできる範囲内でお手伝いをすることになりましたが、彼らは一人では解決できない問題をたくさん抱えています。
新しいチャレンジも必要ですが、既存の問題を一つ一つ解決していくこともまた、同時進行する必要があるのだとここに来てリアルに感じました。
やっぱり「現地の情報を正しく得る」ということが大切なんだと実感するとともに、私にできることを、私が出来る範囲内で、会社としてできることを、会社としてできる範囲内で継続していきたいと思います。
3日目は、
朝から盛りだくさんでした。
昨日、インターナショナルスクールの校長先生のお宅に泊まることになり、その翌朝の模様です。
スリランカの1日は、ココナッツから始まります。
そして驚いたことに、学校と隣接している先生のお宅には、朝から子ども達が数名来て、仏陀様の掃除をするのです。きっと習慣だと思いますが、仏様と先生を崇める素晴らしい習慣だと感動しました。
そして、朝から隣接しているインターナショナルスクールへ。
いきなり大勢の子ども達の前で(300〜400人くらいいました^^;)
「どんぐりころころ」と「カエルの歌」を歌いました。(歌わされました、と言えなくもありませんが、どうせやるならノリノリで!)子ども達以上にはりきって歌いました^^
この歌の選曲は、校長先生のリクエスト半分です^^;
私が歌って、1行ずつ覚えて、最後は自分達で歌って。
ちょっとはにかみながら歌う子ども達も可愛かったですが、イベントが終わって解散した後、私が居るとも知らず「どんぐりころころ〜」とか「グワッ、グワッ、グワッ、グワッ」と大きな声で子ども達が歌いながら部屋に戻っている途中歌うのです。
本当に可愛い風景でした。
その後は、surado campusのキャンディ支店へ。連日行っている、日本留学セミナーのためです。仕事目的の方もいます。
そして最後に、子ども達の施設に行きました。
ここの子ども達は両親がいません。
ここから、JICリーダー受講中の幸田さんの登場です!北九州からかけつけてくれました^^
幸田さんの今回の大切な目的の1つである
「施設の子ども達と日本文化で交流する」というタスクが、スリランカに着いていきなり、車で3時間の移動の後、休む間もなくスタートでした。
そしてサポート役の私は、別の場所からの移動でしたが、交通渋滞がひどく、かなり遅れての合流だったため、スリランカに着いて私と一度も会わないまま施設へ行かれ、そこで既に子ども達と交流をして下さっていました。幸田さんのたくましさに感謝です!
折り紙でコマを作ったり、後は「チェキ」を持って来て、撮影会をされていました。
これはとってもとってもいいアイデアでした!
言葉が通じなくても、
「僕を撮って!」という仕草と生き生きとした目で、十分意思が伝わります。
あとはすごろくで遊んだりと、本当に交流上手な幸田さんでした♬
そして最後は「インドカレー」で締め、でした^^; 24時間ほどんど寝ずで、初日からよ〜く頑張って下さいました、幸田さん!感謝、感謝の初日でした。
4日目は、
幸田さんは、昨日私がお世話になったインターナショナルスクールの校長先生のお宅へホームステイ。私は、午前中はラジオの収録でした。
「Lak FM.」というラジオ曲では、史上初の外国人のスタジオ入りです。
「留学であれ、仕事であれ、来日前の語学習得が、来日後の生活や職場での人間関係に大きな影響を及ぼします。だから、来日前にきちんと日本語を勉強していきましょう。」
というような話を5分くらいさせていただきました。
まだまだ、「日本語ができなくても行けば何とかなる」と思っている人が多く、そこの意識も変えたい、というsurado campus代表のブッディカさんの考えは私も全く同感です。
少しずつ彼らの意識が変わり、日本での生活や日本人との人間関係がよりスムーズにいき、友好的に共存できるようになればと思っています。
その後は、一緒にお寺に行ったり、しっかりとスリランカカレーを食べたりしました。
5日目は、
毎日ハードなので、今日は初めてお休みのような時間を少し過ごしました。
水族館と動物園を足したようなところでした。
スリランカは、町中であれどこであれ椰子の木がたくさんあるので、特にどこかに癒やされに行きたい、というのはないのですが、でも、行ってみると、いろいろと日本と違うところがあり楽しかったです。
スリランカを楽しむことは後回しで、2年前からずっと仕事のために来ている私には、本当に珍しい癒やしの時間でした。
この日に、この夏からここに住もうと、決めかけていた気持を100%固めました。
ブランコに乗っているときでした。
6日目は、
朝から宿泊先のバンガローの水が止まったので、いろいろと予定が狂い、身支度を整えてSURADO CAMPUSのコロンボオフィスへ。
日曜日の9:00〜13:00は、日本語の授業の日です。
メインは幸田さん。
「さくらさくら」を、歌詞を書き、皆で歌って練習したり、持って来ていたクッキーを食べながら、食べる時の挨拶を教えたり、食べながら「美味しい」とか「甘い」とか、形容詞を少し教えたりしながら触れあいました。
写真の通り、幸田さんは、とってもとっても彼らを上手に巻き込んですっごくいい時間を作ってくれました。
私はずっと横で笑ってただけでした^^;
下は17歳から、だいたい20代後半くらいまでの学生達で、ノリも良く、直ぐに私達に馴染んで、有意義な時間を過ごすことができました。
その後は14:00〜、また、日本に行きたい人達へのセミナーです。
このセミナーも今回3回目の私は、だんだん慣れてきて、話す内容もその時に「あ!」と思い浮かんだことを言えるようになりました。
「日本人は、みんなが英語ができるわけではないので、困った時など、日本語が話せなかったらとても困る」こと。
「N4レベルまでは、日常会話でよく使われる日本語なので、日本での生活にとても役立つ、ということ」など、メッセージにしました。
今日までで、総勢150名くらいの来日希望の学生達に話をしました。
本当にこの国の人達は、日本に希望を見出しています。
その希望が、希望のまま繋がるようなサポートを日本人にもスリランカ人にも行っていければと強く思いました。
その後は、この日の夜に帰国だった幸田さんと最後のスリランカの思い出に、ブッディカさんご夫妻がビーチサイドのレストランに連れて行ってくれました。
もう、最高!を100回くらい言いたいくらい素敵な時間でした。ね、幸田さん♬
今回の出張を振り返って思うこと。
それは、スリランカの方達が、いかに純粋に「日本に行きたい!」と思っているか、ということです。
以前、関わっていた日本語学校に、スリランカ人の学生が在籍していたことがあります。
教務室では
「スリランカ人って、ほんと、宿題して来ないよね。」
「また今日も遅刻。」
と、何度か耳にしたことがあります。
彼らは文化の中に、教育の中に、日本ほどしっかりとは教えられていないのです。約束を守ること、時間を守ることを。先生方も分からないかも知れませんが、彼らは日本人と習慣が違うのです。
もちろん全てのスリランカ人がそうではありませんが、でも、来日前は
「日本で、まずは日本語を勉強して、それからグラフィックの勉強をしたいんです。数年前日本人の作品を見て、感動して、絶対に日本で勉強してスリランカで仕事として頑張ろうって決めたんです。」
というようなキラキラした具体的な目標を持っている人もたくさんいます。
そして、スリランカで日本からの帰国者にも会いました。
彼は、研修ビザで日本に行ったものの、数ヶ月で帰国したそうです。
理由は
「朝4時〜夜8時までずっと働かされて腰の骨を悪くして、途中で帰国しました。」と。
来日前のキラキラと、帰国後の彼の対照さは、私の胸にも大きくのしかかるものがありました。
「これって、誰かがなんとかしないといけないんじゃないの?!日本が関わってるなら尚更、私が、私達がなんとかしないと!」と。
この問題を解決する方向にアイデアを出し、次のスリランカでの活動を生み出して行こうと思います。
大きな大きな意味のあった今回のスリランカ滞在でした。
1日目
Surado Campusという学校兼会社の代表の方との初顔合わせの日。(http://www.surado.lk)
3箇所の拠点を見せていただきました。建物だけではなく、スタッフの皆さんの温かい雰囲気に一番感動しました。
介護トレーニングのための機材も充実で、今からの日本との関わりの必要性を感じました。
そして、宿泊のコテージと、そのガーデン特集?!です。
植物園の中のハウスに、ひととき現実を忘れていました。。。
2日目
朝から、ハウスオーナーのオランダ人の方が、お庭を案内してくれました。
池に咲いているピンクの花は、朝しか咲かない花だそうです。。。きれいですね。
そして後半は、偶然訪れることになったインターナショナルスクールです。
政府の学校と違い、授業料もかかりますが、特に英語の授業が充実しているということです。案内してくれた女の子に「将来何になりたいの?」と聞くと、「医者」とのこと。
スリランカの人達の命と健康をあずかる、大切な人材へと成長するのでしょうね。頑張って!
3日目
ドライブの途中でよった、地元でも評判のレストラン。
確かに美味しかったです!これはバナナの葉っぱかな?!
そして、広い土地に連れて行かれ、(ランド、と言っていました)ここに、ケアハウスを建設するとのこと。
彼の夢や活動は、全て人のため、です。
だから私は、会った瞬間から信じることができています。
4日目
帰国の日です。
Buddikaさんご家族にずっとお世話になりました。彼は、「Surado Campus」という学校兼会社を運営されている方で、実はFacebookで数ヶ月前にアプローチをいただき、メッセージでやりとりしながら、今回初めてお会いしました。
こういうのを運命の出会いというのか、とにかくピッタリと合うのです。Buddikaさんご家族と。
素晴らしい出会いでした。
そして、その後、Buddikaさんのお知り合いが経営されている「hydrotherapy」というものに入れて頂き(美容・健康に知識がない私は全く分からない分野です^^;)すっきりとスリランカを後にしました。
写真のヨーグルトは、上にメープルシロップのようなものがかかっていて、スリランカのデザートと言えばヨーグルト?!と私が思ってしまうくらいとにかくよく食べます。
辛いカレーの後には、不思議と食べたくなるのです。
そして最後に、奥様のお母さんが作って下さったスリランカ料理で今回の出張を終えました。
最後に。
スリランカにもいろいろな場所があり、いろいろな人が居ます。
どこに行くか、誰と出会うかで、その国の印象が変わり、関係も変わります。
だからやっぱり、「日本語教師」という仕事、そして「JICリーダー」という役割が双方の国の関係に影響を及ぼすほど、大切な存在なのだと更に感じました。大げさでもなんでもなく、心からそう感じています。
自分の発言、言動の全てを「日本の〜」と思われてしまうこの仕事と役割に携わる人達を、しっかりと育てられる私自身でありたい、と心新たにしました。
世界中から「はぁと出身の日本語教師、そして、JICリーダーは素晴らしい!」と思ってもらえるようなトレーニングを、1人1人心を込めて繋いでいきたいと思います。
それが人同士の、そして国同士の、そして、世界平和の「リーダー」であることは間違いないからです。
これからも、その1人1人との出会いを楽しみに、私に自分の可能性を預けて下さる皆さんの期待を裏切らない成長を約束し、自分自身に更に責任を課して行きたいと思います。
一緒に世界平和のリーダーとなり、幸せを繋いでいきましょう。
「日本語」を武器として。