~違いを知り、伝わるように伝えたい。そして、言語を超えた理解へ〜
私はこれまで、日本語教師として17年、また日本語教師の育成に10年取り組みながら、 世界中から約100名の方をホストファミリーとして迎え入れ、異文化との出会いを重ねてきました。
日本語教師の育成や、各国での日本文化イベント、スリランカ支援などを通じて、国や言葉、宗教や価値観の違う人たちと、直接、体当たりで向き合ってきました。
その中で、時に大きな文化的ギャップや価値観の違いに直面してきました。
特にスリランカでの経験は、人生観が変わるほど大きなものでした。
誤解、すれ違い、信頼関係の崩壊——
異文化との関係は、ワクワクとした楽しさだけでなく、厳しい経験が伴うことがありました。
約束が守られなかったり、嘘をつかれたり、信じていた人に裏切られたり……
「どうして?」「なぜ通じないの?」と、何度も悩み、傷つき、数え切れないくらい涙を流してきました。
特に、自分の生きる軸 =「正しいと信じていること」が通用しない出来事に遭遇したときは、辛すぎて、全く感情がなくなってしまったこともあります。
でも、その体験のひとつひとつが、私の中の“当たり前”を壊し、
本当の意味での「違いを知ること」「人を理解すること」に気がつくことができました。
これらの経験を通して学んだのは、文化の違いを“理解”するだけでなく、 “どう向き合い、どう乗り越えるか”を考える大切さです。 異文化理解とは、単に知識を得ることではなく、 自分の思い込みを見つめ直し、相手とどう関係を築いていくかという“実践の力”です。
この研修は、そんな私の体験をもとに作られています。
私の20年に及ぶ現場経験から生まれた「リアルな異文化理解」をベースに、
どなたでも日常や仕事に活かせるよう構成しています。
机の上の知識だけではなく、リアルな葛藤や感動を、言葉にして、伝えたいと思い、形にしました。
今後、皆さまがこれから異文化と出会ったとき、
この研修が、異文化理解の「予防薬」になったり、困難に直面したときの「治療薬」になれたら、それほど嬉しいことはありません。
子どもの頃から変わらない夢――それは「世界平和」です。
その第一歩は、“違いを知ること”から始まります。 本研修が、皆さまの実りある一歩となることを、心より願っております。
日本国内では、外国人労働者や留学生の数が年々増加し、地域や職場、学校などで「異文化と共に暮らすこと」が当たり前になってきました。
しかし、その“共に暮らす”という現実には、言葉の壁だけではなく、価値観や考え方の違い、伝え方・受け取り方の違いなど、さまざまな摩擦が伴います。
「日本語さえ話せれば大丈夫」という時代は終わり、言語だけでなく、文化や背景への理解と、「伝わっているかどうか」の、丁寧な意思疎通=コミュニケーションへの配慮が非常に大切な時代になりました。
国際交流・教育・地域支援・ビジネスの現場では、善意のつもりが誤解されたり、伝え方ひとつで信頼関係が崩れてしまうこともあります。
例えば、
「これくらい言わなくても伝わるだろう」と思った
文化的にNGの行動に気づけなかった
相手の沈黙を「納得」と受け取ってしまった
…といった「小さなズレ」が、大きなトラブルに発展することもあります。
「自分の伝え方」「相手の背景」「違いとの向き合い方」を見直し、『信頼を築く力=日本語コミュニケーション力』が、求められています。
私の体験から、そして、接してきた多くの現場から強く思っていることですが、異文化対応において、「こう言えばOK」というマニュアル的な知識では限界があると思っています。
相手の立場を想像し、共感し、理由と共に意見を受け止めること。
この研修では、単なる知識ではなく、自分自身の価値観と向き合うことや、他者を理解しようとする姿勢を育むことを重視しています。
単に“異文化理解のため”の研修ではなく、「日本人同士の関係性」にも役立つ、本質的な人間関係力を高める機会になるはずです。
今、私たちは「違う文化や価値観と共に生きていく」という時代の大きな転換点にいます。
この研修は、ただの知識提供ではなく、自分の内面を見つめ直し、自分と対話をし、自分の中の固定観念や、価値観に気づきを得る場でもあります。
異文化と接する機会がある人も、これから世界に踏み出したい人も、自分の人生と向き合いたいすべての方に、必要な学びだと考えています。
この研修は、17年の日本語教師経験、100人を超える外国人との生活体験、スリランカでの支援活動など、講師自身のリアルで時に壮絶な体験から生まれました。
机上の理論ではなく、実際に異文化の中でもがき、乗り越えてきた経験をもとに構成されています。
異文化理解だけでも、日本語教育だけでも終わらない。
この研修では、「文化の違いに気づく → 自分を見つめる → 相手と関係性を築く」というステップを、言葉・態度・心の3つの視点から学べます。
日本語教師や国際交流関係者だけでなく、これから海外に飛び出したい方、外国人と関わる全ての方が対象です。
堅苦しい座学ではなく、対話・ワーク・体験共有を重視した温かい場づくりで、「まずは自分の視点を変える」ことから始められます。
この研修の真のテーマは、「異文化理解を通して、自分の生き方・人との向き合い方を見つめること」です。
文化を超えた先にある、「信頼・共感・つながり」を見つけに行く、そんな心の旅でもあります。
・外国人と接する仕事・活動をしている
・海外へ飛び出したい、自分を変えたい
・コミュニケーションに不安がある
・理論ではなく「生きた体験」から学びたい
・世界平和・多文化共生に関心がある
異文化理解を“心から"納得することができる
日本語の伝え方と、伝わるための工夫がわかる
違いを超えて人とつながるための「コミュニケーション力」を身につけることができる
〜異文化理解のはじまり|スリランカ体験から学ぶ「普通」とのズレ〜
●「約束・信頼・時間感覚」のズレが生んだ実際のエピソード(異文化体験)
● 「文化」って何? 自分の当たり前を見直すワーク(異文化理解の基礎)
● 頭で知るより「心で感じる」異文化理解の第一歩
〜日本語の壁を越えて伝える力|伝える日本語と伝わる日本語の違い〜
● 「言葉が通じても、心が通じない」葛藤から生まれた伝え方の工夫
● 「伝える日本語」と「伝わる日本語」のちがいとは?
● 非言語(表情・態度・空気感)も含めた実践ワーク
〜コミュニケーションの原点|信頼を育てる姿勢と思いやり〜
● 信じたいけれど疑ってしまう。揺れる心と向き合った価値観の揺らぎ
● 正しさよりも関係性。価値観が違う相手とどうつながるか?
●実践ワーク:「この人、どう対応する?」背景を想像して考えるシミュレーションワーク
*各70分(⭐️後日、映像視聴のみの参加もOKです⭐️)
*オンライン(zoom)で実施致します。
第1回|違いと向き合う勇気:5月10日(土)13:00〜14:10
第2回|伝わらない苦しさと、伝える工夫:5月17日(土)13:00〜14:10
第3回|つながりをつくる、心の在り方:5月24日(土)13:00〜14:10
本研修は、正式公開前の特別モニター版として実施いたします。体験いただいた感想をもとに、さらに良い研修へと育てていきたいと思っています。
各回: 通常5,000円 → 4,000円+税(4,400円)
3回セット: 通常15,000円 → 11,000円+税(12,100円)
毎回の講座終了後、簡単なアンケート(Googleフォーム)にてご感想をご記入いただける方。(提出期間:3日以内)
日本語教師として17年。世界中から100人以上の外国人をホストファミリーとして受け入れてきました。
また、日本語教師の育成や日本文化の紹介イベント、スリランカでの支援活動などを通して、異文化とのさまざまな出会いや葛藤を経験。
スリランカでの支援活動では、文化の違いから生まれる誤解や苦しみに何度もぶつかりました。
でもその中で「人と人がわかり合うことって、簡単じゃない。でも、だからこそ向き合いたい」と強く思うようになりました。
そんな実体験に基づく“共感型”の研修は、口コミで広がり、現在では九州の大手企業や自治体でも実施中です。
机上の知識ではなく、“リアルな体験”を通してお届けします。
共田ちほみ
ki-wi合同会社
異文化理解・日本語コミュニケーション研修講師
お申し込みは、こちらのGoogleフォームからお願い致します。
尚、お問合せの方は、以下のフォームよりお願い致します。