初級文法なるほど参考書


日本語教師の皆様の初級文法の「教師用の手引き」の一冊です。みんなの日本語Ⅰ+Ⅱ相当の文法知識が入っています。また、『JIC 50hoursProgram』(初級学習者用テキスト)の内容にリンクしていますので、「テキスト+教師用の手引き」のセットでお使いいただけると、より効果的です。

■教師用の手引き

■初級学習者用テキスト


「目次について」


約200項目が、全部で約55の場面やテーマに分かれています。

学習者のニーズに応じて、どこからでも教えられます。

 

また、55章の並びは、上から下の項目にかけて「易→難」の難易度に分かれていますので、生徒さんに合わせて、上から適当なところまで取り出して使っていただくことができます。

 

目次だけでも「予習」「復習」に便利に使っていただけます。

例えば私は、少し自主学習が進んだ生徒さんが、どこまで理解できているのかを確認するために、この目次を見ながら、例文を一つずつ読んでもらい、

 

「どれが分かりますか?」とか

「どれが分かりませんか?」と確認して、「✓」します。

 

「分からない」と✓したところだけ教えます。そうすると、時間も学びも無駄がすっかり省けますよ^^

「内容について」


下のサンプルは、

【第1章-1.「紹介する」】の資料です。

 

資料の上から「機能」「例文」「文型」「文型・文法のポイント」「教える時のポイント」(+学習者のよくある間違い)「例文」が細かく記載されています。

PDF資料としてお渡ししていますので、必要な時にいつでもプリントして使うことができます。

 

一番下は「場面」という項目になっています。場面を書き出しておけば、導入で、会話練習で、どんな時でも使えるようにストックしておきます。

 

場面=学習者が実際にその日本語を使う可能性がとても高い「日本語を使う場所」ですよね!

ですから、この場面で使えるようになるということは、実際の場面でも話せるようになるということに直結します!

 

ですので、練習用に作られた場面ではなく、実際に使える場面をストックしておくと、いざというときにすっご〜く役立ちます。

 

いつでもどこでも自信を持って教えられる一冊になること間違い無しです!

*下は、参考書の中身です。↓

「映像解説について」


PDF資料の約200項目、ほぼ全てに映像解説(だいたい1本10〜15分程度)がついています。

 

そして、私ともう一人の登場人物の子は、当時、本当に新米教師だった「あみちゃん」という子で、完全アドリブで、あみちゃんから答えを誘導したり、ぶっつけの質問をもらったりしながら、できるだけ「作られてない、リアルなやりとり」をお見せすることで、視聴者の皆さんが、あみちゃんに感情移入していただけるように、工夫しました。

 

文字だけでは分かりにくい「イメージ部分」を、視覚で確認していただけます。

 

かこの受講生の皆さんから一番意見が多かったのは、

「映像がとても面白くて、教え方のイメージが掴めました!」というご感想です。まずはサンプル版をご覧下さいませ⬇️

「メルマガ解説について」


PDF+映像解説、そして、「補足説明資料」も、あります^^

 

もともとこの商品の初期の頃、この「補足説明」の資料を、メルマガで毎日お送りしていましたので、名前は「メルマガ解説」ですが、今は、HPにパスワードをかけてダウンロードして見ていただく形です。

 

PDF資料が、「必要な情報を、できるだけ全て網羅」という目的で作られましたので、この「メルマガ解説」では、PDF情報を、「実際に使うときは〜」と、より、コミュニケーションを意識した解説にしています。

 

学習者さん達も、「実際に使うため」に、日本語を学んでいますよね^^

そこに、教師の皆さんのイメージが、少しでも近づくように、工夫しました。

『メルマガ解説 サンプル』

 

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こんにちは!今日は『2章-1』わからないものを聞く

①これは果物ですか。

②スイカはどれですか。です。

 分からない物を聞く場面。それは「分かりにくい」もしくは「分からない」からですよね。

 

①遠すぎて分かりにくい

→黒板の字が見えない時

「先生!それ「7」ですか?)

 

②暗すぎて見えにくい

→部屋が暗すぎる?映画館とか

「これは、コーラですか?」

 

③小さすぎて分かりにくい

→誰かが書いた字。メモとか

「これは「1時」ですか?」

 

④よく似ていて分かりにくい

→友達の家族写真を見て

「これは妹さんですか?」

 

こんな場面を想像して導入にお役立て下さい!

「似ている」というのは、同じ範疇(カテゴリー)ですよね、普通。

ということは、語彙の整理も兼ねて

 

数 字:1〜10(もしくはそれ以上)

食べ物:果物/メニュー/魚などなど

家 系:お父さん/おじいさん/妹など

建 物:郵便局/銀行/市役所など

食 品:スーパーにあるものなど

家の中:家の中にありそうなもの

学 校:学校にありそうなもの

などなど、まずは語彙を紹介・整理してからその中で、学習者が本当に「似ている」と思うものを自分で選んで

「これは○○ですか。」

「いえ、これは△△です。」

という練習ができればいいですね。

 

語彙を増やすのは学習者にとって、とっても大変な作業!だから、いつでも授業でまとめて覚えられるようにたくさん提示します。

それを、ことある毎に

「はい、じゃあ、今日は食べ物の語彙を復習しましょう。」

と、授業の最初のウォーミングアップに使ったりもします。

 

絵カードを、最初はゆっくり見せながら、言わせながら。

2回目は少しスピードアップして。

3回目は「はい、はい、はい、はい!」というように、リズムに合わせて早く。

スピードを調節するだけで、学習者は「単に語彙の復習」と感じず、「ゲーム感覚」で、遊びのように元気に言ってくれます!

単純ですが、とってもためになる、役に立つ練習です♪

 

先ほどの「建物」カテゴリーですが、見かけだけでは分からないものももちろんありますが、「郵便局」「○○銀行」「市役所」など、公共のよく利用する可能性がある建物の漢字だけは、なんとなく形で読めるくらいになっておくと便利じゃないですか?

 

「あれは郵便局ですか。」

「いえ、あれは銀行です。」

 

特に、学習者の生活圏内にある郵便局、銀行などはマークや文字が読めたら、「あ、ここに○○銀行があった!ちょっとお金下ろしてこよ〜っと。」(心の中で、きっとこう言ってると思います^^;)と、生活の上でとても便利ですよね。

漢字が苦手な学習者は多いですが、「絵」として、書けなくても、このくらいの漢字が見て分かる程度になったらいいですね!

あと、公式は『1章』と同じように

「N1はN2です」です。

「N1」に「これ/それ/あれ」が入ります。そして、

「N2」にいろいろな名詞が入ります。

 

参考書にもありますが、「これ」「それ」「あれ」の距離感の練習が必要です。「それ」という概念がない国もあるって聞いたことがありますので!

 

では以上です。

学習者が、たくさんの

 

「これは○○ですか。」

「これはなんですか。」

 

が言えるように、聞けるようになったら、きっと日本での生活もグッと快適になりますね!

学習者の生活範囲を想像して、「ここでこんなこと質問するかも?!」と想像して、それを前もって教えられたら素晴らしいですね!

「文法チェックテストについて」


 なるほど参考書の55章の、章毎に実施する「単元テスト」のようなものです。(以下、参考)

 

初級のどのテキストで教えるにしても必要な文法が、ほぼ全て含まれていますので、この文法テストをすることで、「初級文法をほぼインプット+チェックできた!」ということになります。

「短期集中文法完全マスター」というお気持ちで是非、取り組んでいただければと思います。

<受講生とのやりとり一例>

 

受講生からの回答は【A】で、青地が私からの回答+コメント、です。こんな感じで、お一人お一人に対応させていただいております↓↓↓

「文法チェックテスト」の流れ


Step1:

「初級文法なるほど参考書」で、まずは初級文法知識をインプットしていただきます。

*時間がない方は、「PDF資料」だけ読んでいただき、回答、という形でも充分ご対応いただけます。

 

Step2:

「初級文法なるほど参考書」の章毎(合計55章)の内容に関する質問にお答えいただきます。(文法テスト、下に例があります。)

(HP上に「文法テスト置き場」があります。お申し込み後、パスワードをお知らせ致します。)

 

Step3:

ご記入後、「文法チェックテスト」をメールでご返送いただきます。

(heart.international.japan@gmail.com)までお送り下さいませ。

 

Step4:

後日、私から、皆様の「文法チェックテスト」のお返事に対してコメントやアドバイス等を追記して、再度返信致します。

 

Step5:

これを55セット繰り返します。

 

というように、「初級文法なるほど参考書」で文法知識をインプットしていただきながら、「文法チェックテスト」「回答」→「コメントを付けて返信」と、繰り返します。

商品


 

 【商品名】初級文法なるほど参考書


①冊子版

②PDF版

③映像解説ビデオ

④メルマガ解説

 

『日本語教材専門 オンラインショップ』ページにて、ご購入いただけます。

『日本語教材専門 オンラインショップ』

 

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